「ツール・ド・佐伯 2017」 に突撃してきました

10月8日、佐伯市を舞台とした自転車イベントツール・ド・佐伯」に参加しました。
上級者Sコースから初心者Dコースまであり、今回は昨年よりワンランク上のBコース102kmに参加。
ちなみに参加者は私Nと私の(N父)、それから今大会初参加の、当院期待のヒルクライマーAs氏の3人です。

当日8日、空が白み始めた早朝に自宅を出発。開会式の約1時間前に会場に到着しましたが、第1駐車場はすでに満車。隣の第2駐車場へと案内されました。現地集合にしていたAs氏の姿はまだなく、スタート地点の陸上競技場にて待つことに。
そして開会式も終わりかけの頃息を切らしてAs氏登場。どうやら寝坊?した様子で、駐車場も会場から約7kmほど離れたところに案内され、慌てて来たとのこと。

・・・これが後々あんな悲劇になるとは・・・

8時に競技開始。Sコースから順次スタートしていきます。ちなみにSコースは、佐伯~蒲江~海沿いを通って津久見~弥生~本庄~宇目~ゴールの佐伯と、トータル190km!!
それを9時間以内で走るのですから、たかが自転車と侮ってはいけません!

さて、私達Bコースも、8:20にようやくスタート。県道37号を、道の駅かまえへと向かって走っていき、と、ここで最初の激坂が現れます
とは言っても標高差約200m、平均斜度2.5%の車で走ればなんてことはない坂なんですが・・60歳オーバーのN父が自転車で登るとなると、話は変わります。息を荒げながら、それでも日頃の鍛錬のおかげか、後続の若い選手に抜かれつつも第一関門をクリア。山頂の轟トンネルを抜け、蒲江へと下っていきます。
一方クライマーAs氏は、坂の序盤から物ともせず、颯爽と登って視界からすぐに姿が見えなくなりました。流石です(笑)
(トンネル手前で、私達を待っていてくれました)

蒲江に下ったあとは、第1エイド(休憩ポイント)であん巻き水分をいただき、海岸沿いを米水津へと向かいますが、ここで第二関門、「空の公園」への激坂が現れます。
この坂道は、山が3段ほどになっているため、コースを知らないと「登りきった♪」と思っても次々に現れる坂道に、「まだ登るの!?」と精神が参ってしまう難所です。その精神的苦痛に耐えながら登れば、それはとても素晴らしい展望が待っています。
海岸沿いは平坦ばかりで楽なんじゃ? と思っているアナタ。 リアス式海岸の漁場豊かな佐伯は違います(笑)なんと言っても「空の公園」のうりは、『晴れの日には四国まで望める絶景ポイント!』・・・どんだけ眺めいいねん!

きつい坂ではあっても、昨年このルートを走ったN父には、精神ダメージは軽微で、キツイながらも坂を登りきりました。
その一方で、今回佐伯初挑戦のAs氏。この坂も軽快に登って早々に姿は見えなくなり、頂上の「空の公園」で先に休憩していましたが・・・
尋常じゃない汗! 大きく見開かれる目!!
どうやら、精神ダメージをガッツリ受けたようです・・・(笑)

さて、空の公園は第2エイドです。ここでは名物の”アジのまる寿司をいただきました。酢で〆られたアジが、疲労の溜まった体に染み込んでいくようで、なんとも言えぬ美味しさでした。

その先の米水津公民館で、昼食のしらす丼ゴマだしうどんをいただきましたが、Bコースの時間の関門(制限時間までに通過しないと、ショートコースに誘導される)が近づいていたため、休憩もそこそこに再スタート。そして最大の難関、鶴御崎灯台へと向かっていきます。

鶴御崎灯台。九州最東端に位置するこの灯台は、海抜約200mの絶壁に設置され、展望台からは豊後水道を一望することができます。
・・・何が言いたいかというと、海抜0mから200mまで、一気に登ります。自転車で

平坦から坂の登り始めのタイミングで、軽快に走り出すAs氏。一方でずんぐりむっくり(死語)の体型の私たち親子二人は、ゆっくりながらも着実に前へとペダルを漕ぎ進みます。遠ざかっていく海面。呼吸の合間にふと見上げた山の斜面に、まだまだ登っていく道が見える。

どれだけ登ったか、ふと前を見ると見覚えのある後ろ姿が自転車を押して歩いていました
そう。As氏ここにきて、As氏の足が売り切れ=筋グリコーゲン切れとなってしまったのだ!!!
(※本人曰く「朝、開会式前のダッシュがイカンかった!」・・・まぁそういうことにしておきましょう)

N父も余裕が全く無いので、歩いて登るAs氏を追い越し更に上へ。

そしていよいよ、白く輝く灯台へ登りつきました!!

坂を登った疲労感が大きく、景色を見る余裕はあまりなかったけど、自転車で、何より自力でここまでやりきったという達成感は、何事にも言い表せないものがありますね。

この鶴御崎灯台もエイドとなっており、揚げパンを美味しくいただきました。
As氏と合流したあと鶴御崎を降り、海岸沿いを最後のエイドつるみ農水産物直売所へ。ここでは佐伯名物の「あつめし」を美味しくいただきました。
鶴見から番匠川河口を経由し、そして3人でゴールの陸上競技場へ。

夕陽に染まる佐伯市総合運動公園陸上競技場。そこに設置された黄色のゴールゲート
くぐった瞬間に沸き起こる達成感と、ちょっとの寂しさ。
長いようで短かった競技が終わった瞬間です。

走行時間約7時間30分。走行距離102km。
満身創痍ではありながらも、身も心も胃袋も、大きく満たされたツール・ド・佐伯

As氏、「明日の仕事、これ足やべぇぞ!」と言いながらも、とても満足げな表情。

N父に、来年も行こうね!と話しかけたら、
こんなキツイのはもう出らん!もし出るならC(75km)じゃ!!」とのこと。
・・・1年かけて説得しようと思います。

以上、「ツール・ド・佐伯 2017」参加レポートでした。

(文:福島病院自転車部 剛脚N)