「ツール・ド・国東」に参加しました

福島病院自転車部剛脚・最速のニノです。

憲法記念日の5月3日、国東半島を舞台とした

ツール・ド・国東 第35回 ~国東半島一周センチュリーラン~


に参加をしてきました。

コースは上級(A)から初級(D)までの4コースがあり、今回はCコース、75kmに参加しました。
ちなみに、75kmというと~、当院から「ツール・ド・国東」スタート地点である杵築市文化体育館まで下道で行くと70kmくらいなので、それよりもう少し先まで走るということになります・・・。

さらに皆さんも記憶にあるかと思いますが、GW中でなぜかこの日だけ雨予報
そして暴風
とても過酷なイベントとなってしまいました・・・。

当日早朝、空が白み始めた頃に自宅を出発。曇天です。
スタート地点の体育館近くの駐車場へ6時半頃到着するも、すでに満車。数km離れた駐車場に車を止め、自転車の組み立てなど支度をして、8時の開会式に合わせ会場入り。

スタート会場は駐車場を埋め尽くす程の、出場者とロードバイク!!

今回のイベントでは、約2000人の参加者が来られたそうで、こんな大きなイベントは初めてな私は柄にもなく緊張し、心は大きく弾みました。
今大会にはスペシャルゲスト・NHKの自転車番組「チャリダー★」(BS1土曜18:00~)の、タレントのうじきつよしさんが来られていました。そしてTVカメラも! 出来る事ならうじきさんと一緒に走ってみたかったけど、うじきさんは私とは別のAコースに参加されるとのことで、残念ながら併走は叶わず・・・(笑)

開会式も終わり、9時から上級者のAコースより順次スタート。

私が走るCコースは、9時20分スタート。集団の後方に私はいたのですが、実はCコースだけでも600名程の参加者がいたので、なかなか動かない・・・
さて、ようやく私もスタートを切りました。前方には様々なロードバイクが田園風景を走り抜け、その様は後方から見ていても気分が高まります。さらにその集団のひとりとして走っていることを考えると、もう心が満たされてこのまま終わってもいいや。と思うくらい感激してました。まだスタート直後ですが(笑)
スタートから8kmは先導車が付くパレードランとなり、沿道から送られる声援に手を振って応えながら、杵築市役所の前を通り山間部へと突入します。
徐々に坂がきつくなりつつも、他の参加者から後れを取らないように付いていき、最初の給水ポイントとなる安岐地区公民館で、小休止とともに果物やジュースを摂り、エネルギーを補給。

そしてこの先に待ち構える、今回最大の山場両子寺へと向かっていきます。
この辺りからパラパラと小雨が降り始めますが、坂を登っていると少し汗ばむくらいでした。また道端にある両子寺への案内板が「あと10km」、「あと5km」と目的地へ着実に近づいていることを知らせてくれ、きつい坂を登っていても気力がわいてきます。さあ、あの坂の向こうが両子寺!という所で、最大の難関が現れます・・・。

これです。

写真だとちょっと判りにくいと思いますが、走っている道も自転車では結構な坂で、その正面が両子寺。コースはその手前を左に曲がり、さらに急な坂を登って左へ・・・。
そうです。上に架かっている橋まで登るわけです
いくらロードバイクの性能が良くても、所詮漕ぐのは人です足を踏み込んでペダル回してなんぼです。“もうちょっと練習しとけばよかったー”とか、“あの時の大盛りご飯止めとけばよかったー”とか考えても後の祭りです。重い体に鞭打ち、必死に目の前の坂を登ります。
そして息を切らしながら橋の上までかけ上がると、欄干の向こうに先ほどまで走ってきた道が見え、そこには、今駆け上がろうとしている参加者の姿もありました。ひと山超えた達成感。垂れこめた雲に、降りしきる雨ではありますが、見渡す景色はとても眺めがよかったです。距離もスタートからここまでで約35kmとなり、ようやく折り返しとなります。

行入トンネルから先は、国東市街へ向かって一気に下っていきます。雨でぬれた路面に注意しながら、途中のダム公園で補給と小休止。さらに坂を下り国東市役所を目指します。
このころから雨が激しさを増し、時には夕立のような雨で視界は悪くなり、雨対策をしたにもかかわらず、ウェアの隙間から雨が入ってきます。さらには周りの木々が揺らぎ、風が強くなっているのが伺えます。
それでも私を含め、前後を走る参加者は足を緩めることはなく、前へと走り続けます。

県道から国道213号線へと曲がり、国東市役所の前を通り、緩やかなアップダウンを繰り返しながら、雨天のため変更となった昼食会場の公民館へ。ここでは煮物や唐揚げ、にゅうめんなどがあり、雨で冷え切った体を温めてくれます。
(ごちそうさまでした!)
しかし休憩で冷えた筋肉はなかなか温まらず、食事を終えた後の再スタートは、濡れた体をさらに雨で濡らし、凍えるほどの寒さからとてもつらく感じました。

それでも完走を目標に出発し、さらに国道を南下。大分空港を通り過ぎ、海岸線へと出ます。
ここで思いもよらぬ強敵が・・・
今まで防風林が道の横にあったのですが、大分空港先の海岸線は、遮るものが何もありません容赦なく吹き付ける台風のような暴風に横殴りの大粒の雨。横風にハンドルを何度も取られ、ほほに刺さる雨粒が痛いのなんの。落車しないように前に進むのがやっとこさ。もうあまりの激しさになすすべなく、自転車漕ぎながら笑うしかありませんでした
さすがに参加者の中には危険を察知し自転車を押して歩く方もちらほら。しかし、その一方で雨風をものともせず、ペースもそんなに変わらないまま自転車をこぎ続ける猛者もいましたが・・・。
それでも何とか海岸線を抜け、杵築市街を目指していきます。
ゴールまで残り10kmを切り、杵築城が見えるころには、雨風はだいぶ弱まってきました。さらに自転車を漕ぎ続けると、スタートの時に見たあの田園風景の向こうに、スタート地点の杵築市文化体育館が見えました。
そして小雨降る中、念願のゴール全行程75kmを無事に完走しました! 時刻は午後3時過ぎ。約6時間、自転車で走り続けたことになります。終わってみればあっという間に感じましたが、両子寺の坂も海岸線の暴風も数時間前の出来事でなく、遠いむかしの事のようにも思えてしまいました。

今回初参加だったんですが、暴風雨のつらさや苦しさ大勢で走る嬉しさに、完走した充実感達成感など、いろんなことを体感できました。
あと、実は今回は私のほかにと、父親(60歳代)の3人で参加しました。父親は実はロードバイクを始めてまだ1年ほどで、そんなにガッツリ練習をしていたわけではありません。それでも75kmなら走ることができました。自転車は、他の陸上競技に比べ膝への負担が劇的に少なく、無理することなく足腰を鍛えることができます60歳で始めても遅くないです

健康のためにもどうですか?楽しいですよ、自転車(笑)

以上、「ツール・ド・国東 第35回-国東半島一周センチュリーラン-」参加体験談でした。

追伸:今回の「ツール・ド・国東 第35回-国東半島一周センチュリーラン-」の様子が、NHKの自転車番組「チャリダー★」6月18日に放送予定です!(BS1土曜18:00~)私もインタビュー受けたので、少し映るかもしれません!(たぶん)興味のある方は是非!

(文:剛脚Ns.ニノ)